設定エリア(カラーマネジメント)
カラーモード、プリンタープロファイルなどを設定します。
重要
- [印刷設定]の[モノクロ写真を印刷する]にチェックマークが付いている場合は、この機能を使用できません。
- [カラーモード]
-
カラーモードを選びます。
[ICCプロファイルを使う]、[PROモード]、[フォトカラー]、[階調保持]、[環境光補正]から選べます。
- [ICCプロファイルを使う]
- 使用する用紙に合わせた印刷やAdobe RGBやsRGBで現像/補正した画像の色空間を有効活用した印刷ができます。
- [PROモード]
- モニターに表示されているデータの特性を正しく反映して、モニターの表示に近い印象で印刷できます。
- [フォトカラー]
- sRGBデータを、キヤノンデジタルフォトカラーで印刷できます。
- [階調保持]
- sRGBデータを、編集/レタッチの調整結果を反映して印刷できます。
- [環境光補正]
- 印刷物を鑑賞や掲示、展示する場所などの照明条件をあらかじめ考慮し、それぞれの環境光で好ましく見える色あいで印刷できます。
重要
- 選択できる項目は、ご使用のプリンターや用紙の種類によって異なります。詳細については、「カラーマネジメント機種別対応」をご覧ください。
- [環境光補正]はWindows XPには対応していません。
- [プリンタープロファイル]
-
使用するプリンタープロファイルを選びます。
[自動]、そのほかのICCプロファイルから選べます。
参考
- [カラーモード]で[ICCプロファイルを使う]を選んだ場合のみ設定できます。
- [自動]は、現在の設定内容に合った適切なプロファイルが自動で選ばれます。[自動]の上にカーソルを合わせると、選ばれたプロファイル名称が確認できます。
- [マッチング方法]
-
[知覚的]または[相対的な色域を維持]のいずれかを選びます。
- [知覚的]
- ご使用のプリンターによって印刷結果が異なります。詳細については、「カラーマネジメント機種別対応」をご覧ください。
- [相対的な色域を維持]
- 画像データをプリンターの色空間に変換したときに、共通の色域で色再現が近似するように画像データを変換します。画像データが本来持っている色に近づけて印刷したい場合に選びます。
参考
- [カラーモード]で[ICCプロファイルを使う]を選んだ場合のみ設定できます。
- [環境光]
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印刷物を鑑賞する場所の光(環境光)に合わせて選びます。
- [高演色形蛍光灯(昼光色/6500K)]・・・D-EDLまたはD-SDL
- [高演色形蛍光灯(昼白色/5000K)]・・・N-EDLまたはN-SDL
- [高演色形蛍光灯(電球色/3000K)]・・・L-EDL
- [3波長形蛍光灯(昼光色/6500K)]・・・EX-DまたはED
- [3波長形蛍光灯(昼白色/5000K)]・・・EX-NまたはEN
- [3波長形蛍光灯(白色/4000K)]・・・EX-WまたはEW
- [3波長形蛍光灯(電球色/3000K)]・・・EX-LまたはEL
- [普通形蛍光灯(白色/4000K)]・・・W
参考
- [カラーモード]で[環境光補正]を選んだ場合のみ設定できます。
- ご使用の蛍光灯によっては、名称が異なることがあります。
- 高演色形蛍光灯:演色性(色の見えかた)が高く、色評価、比較、検査など、厳密に色を管理する場合に使用します。印刷物の評価には5000 Kが多く使用されます。
- 3波長形蛍光灯:一般家庭などで多く使用されています。
- 普通形蛍光灯:高演色形、3波長形と比べると演色性(色の見えかた)は低いです。
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K(ケルビン)の値が高いと寒色系に、低いと暖色系になります。
- [カラー変換方式]
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画像データ変換を行うときに使用するカラーマネジメントモジュールを[OS標準のCMM]と[Adobe CMM]から選びます。
参考
- [Adobe CMM]を使用するには、「Adobe Color Management Module (CMM)」のインストールが必要です。アドビ システムズ社のホームページからダウンロードしてください。使用できる環境が限られていますので、詳細はアドビ システムズ社のホームページをご覧ください。
- [Adobe CMM]は、32-bit版のOSをご使用の場合のみ選べます。
- [黒点の補正を使用]
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チェックマークを付けると、Photoshopの黒点補正と同様の効果を得ることができます。Photoshopなどの設定と合わせたい場合はチェックマークを付けてください。
参考
- [カラー変換方式]で[Adobe CMM]を選んでいる場合のみ選べます。
- [標準に戻す]
- [カラーマネジメント]で設定した内容が初期の状態に戻ります。