デジタル印刷のワークフロー カラーマネジメントの基礎知識 Print Studio Proを使いこなす
目的別のテクニック 役立つ情報
DP027M

花を鮮やかに印刷する

美しい花の写真は、見る人に自然な鮮やかさを伝えたいものです。プリンターの色空間を有効活用することで、花の鮮やかさを引き立てつつ、立体感のある花に仕上げます。

撮影時のポイント 「ブレのない鮮明な写真を撮る」

接写をする場合、撮影時にはブレに気を付けましょう。印刷したデータがにじむような印象の場合、写真がぼやけて写っていないかを確認してください。

現像/補正時のポイント1 「Adobe RGBの色空間を使用」

Adobe RGBはsRGBよりも色空間が広いため、プリンターの色空間を有効活用できます。

RAW形式で撮影すると、現像/補正時に色空間を選べます。また、色空間を変更する場合は、画像編集ソフトの作業用の色空間を忘れずに変更してください。

JPEG形式で撮影する場合は、カメラの色空間をAdobe RGBにして撮影してください。

色空間の詳細は、「色空間(カラースペース)について」をご覧ください。

現像/補正時のポイント2 「コントラストとシャープネスを強くしすぎない」

マクロ写真(接写した写真)はグラデーションが大切です。コントラストやシャープネスを補正する場合は、強くしすぎて滑らかなグラデーションを壊さないように注意が必要です。

印刷時のポイント1 「ICCプロファイルを使用して印刷」

Print Studio ProでICCプロファイルを指定すると、プリンターの色空間を最大限に活用できます。

ICCプロファイルを使用した印刷については、「ICCプロファイルを使用した印刷」をご覧ください。

印刷時のポイント2 「光沢紙を選択」

鮮やかな色あいを表現したい場合は、光沢紙を選びます。

光沢紙に印刷した場合 マット紙に印刷した場合

ヒント

マット紙には柔らかいトーンの写真が適しています。

用紙の種類の詳細は、「用紙の種類」をご覧ください。


ページの先頭へ