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コンシューマ向けWi-Fiルーターの大まかな種類と注意ポイント

Wi-Fiルーター/ホームWi-Fiルーター

図:Wi-Fiルーター/ホームWi-Fiルーター
図:Wi-Fiルーター構成
A:ホームネットワーク/社内ネットワーク
接続した機器からインターネットが利用でき、Wi-Fiルーターに接続した機器同士の接続もできます。
B:ゲスト用ネットワーク
接続した機器からインターネットが利用できます。しかし、Wi-Fiルーターに接続した機器同士の接続はできない場合があります。

Wi-Fiルーター/ホームWi-Fiルーターを使用する際は、ゲスト用のネットワーク名(SSID)やゲーム用のSSIDに接続しないように注意してください。どちらのSSIDも接続した機器からインターネットを利用できます。しかし、Wi-Fiルーターに接続した機器同士の接続はできない場合があります。

またWi-Fiルーターには2.4 GHz、5 GHzだけでなく、6 GHzも使用できる機種があります。キヤノン製のプリンターは、2.4 GHzと5 GHzが使用できます(ご使用のプリンターによっては、2.4 GHzのみをサポートしている機種もあります)。

モバイルWi-Fiルーター

図:モバイルWi-Fiルーター

モバイルWi-Fiルーターにはプライバシーセパレーター機能という特有の設定があります。プライバシーセパレーターはモバイルWi-Fiルーターに接続している機器間のデータを遮断する機能です。隔離機能、ネットワーク分離機能、AP隔離機能も類似機能です。モバイルWi-Fiルーターは通常この機能がオンになっています。

下のイラストではパソコン、プリンターもモバイルWi-Fiルーターに接続できていますが、この機能がオンの時はPCやスマートフォンからプリンターにデータを送ることができません。モバイルWi-Fiルーターのマニュアルを参照し、必ずオフに変更してください。

図:モバイルWi-Fiルーター接続

メッシュWi-Fi対応ルーター

図:メッシュWi-Fi対応ルーター

メッシュWi-Fiは、複数のWi-Fiルーターで構成されています。メッシュWi-Fi対応ルーターには、家中のどこにいても無線機器を快適に使用できるように、より広いエリアをカバーできる機能があります。1つのネットワーク名(SSID)を共有し、パソコン/スマートフォン/タブレットを移動しても、無線接続を切断することなく自動的にWi-Fiルーターの切り替えを行います。より広いエリアを接続している機器の設定を変更せずにカバーします。

プリンターは、メッシュWi-Fi対応ルーター接続切り替え指示の追従機能は持っていませんが、プリンターの電源をオフオンすることで同じSSIDのうち、電波強度の一番強いWi-Fiルーターに切り替わります。

2.4 GHzと5 GHz(6 GHzを含む場合があります)間で同じネットワーク名(SSID)を使用し、より接続しやすい方の周波数帯に自動接続させる機能は、バンドステアリング機能などと呼ばれることがあります。メッシュWi-Fi対応ルーターによくみられる機能です。

  • 問題点:

    SSIDが同じなのにもかかわらず、Wi-Fiルーター内部で2.4 GHzと5 GHz(または6 GHz)間の通信を遮断してしまう場合があります。

    この時、例えば、パソコンが5 GHz(または6 GHz)、プリンターが2.4 GHzに接続していると、パソコンからプリンターに印刷できないことになります。

  • 対応方法:

    パソコンやスマートフォンとプリンターが同じSSIDか、接続している周波数帯は2.4 GHzまたは5 GHzかを確認します。

    プリンターでネットワーク詳細情報を印刷して、Frequency(項目3-2-3)を確認してください。周波数帯が異なる場合、プリンターとパソコン/スマートフォン/タブレットと同じ周波数帯に確実に接続するため、バンドステアリング機能をオフにします。Wi-Fiルーターはバンドステリング機能をオフにすると2.4 GHz用のSSIDと5 GHz用のSSIDに分かれます。その上で、プリンターとパソコン/スマートフォン/タブレットを同じ周波数帯のSSIDに接続してください。

    お使いのプリンターによっては、2.4 GHzの周波数帯にしか接続できない場合もあります。パソコン/スマートフォン/タブレットを5 GHzの周波数帯でWi-Fiルーターに接続している場合は、周波数帯を2.4 GHzに切り替えると接続できる場合があります。