カラーキャリブレーションを行う
カラーキャリブレーションは、印刷時に、プリンターの個体差や経時変化による色味のばらつきを補正する機能です。
カラーキャリブレーションを実行すると、プリンターに内蔵されている調整用パターンが印刷され、プリンターにより調整用パターンが自動的に読み取られます。
この動作により、調整用パターンの印刷結果を反映したキャリブレーション調整値が設定されます。
重要
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カラーキャリブレーションを実行するときは、色安定精度をより高めるために、温度を15~30℃(59~86°F)の範囲内、湿度を40~60%の範囲内とし、温湿度環境を毎回一定に揃えてください。
異なる温湿度環境でカラーキャリブレーションを実行すると、正しく調整されないことがあります。
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カラーキャリブレーションを実行するときは、プリンターに直射日光などの強い光が当たらないようにしてください。
プリンターに強い光が当たると、正しく調整されないことがあります。
カラーキャリブレーションの実行時期
以下の場合に、カラーキャリブレーションの実行をお勧めします。
- 初期設置時
- プリントヘッドを交換したとき
- 以前と比べて色味の変化を感じたとき(ただし、環境や印刷の条件は、同一に揃えてください)
- 複数のプリンターから色味を揃えて印刷したいとき
- 実行案内が表示されたとき
カラーキャリブレーションを実行する
カラーキャリブレーションに使用できる用紙のサイズ
- ロール紙を使用する場合
- 254.0 mm (10.00 in.) 幅以上の用紙
- カット紙を使用する場合
- A4/レターサイズ以上の用紙
以下の手順でカラーキャリブレーションを実行します。
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セットする用紙が、カラーキャリブレーションに使用できるか確認する
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用紙をセットする
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ホーム画面で[メンテナンス]を選ぶ
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[カラーキャリブレーション]を選ぶ
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[自動調整]を選ぶ
確認画面が表示されます。
参考
- [自動調整]以外のメニュー項目については、「そのほかのメニュー項目」を参照してください。
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[はい]を選ぶ
給紙口の設定画面が表示されます。
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[ロール紙1]、[ロール紙2]または[手差し]を選ぶ
用紙の確認が行われた後、カラーキャリブレーションが実行され、キャリブレーション調整値が自動的に設定されます。
そのほかのメニュー項目
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[調整値の有効/無効]
印刷時にキャリブレーション調整値を適用するかどうかを選択できます。
ただし、プリンタードライバーの[キャリブレーション調整値]の設定と異なる場合は、プリンタードライバーの設定が優先されます。
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[調整情報]
現在適用されているキャリブレーションの調整日時と実行した用紙の種類を確認できます。
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[実行案内設定]
以下の場合に、タッチスクリーンにカラーキャリブレーションの実行を促すメッセージを表示するかどうかを選択できます。
- 新しいプリントヘッドが装着されたとき
- カラーキャリブレーションを実行してから、一定量の印刷が実行されたとき
- カラーキャリブレーションのデータが初期化されたとき
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[調整値のリセット]
カラーキャリブレーションの調整値と調整情報がクリアされます。