[スキャン設定(メール)]ダイアログ
(パソコンからスキャン)シートで[メール]をクリックすると、[スキャン設定(メール)]ダイアログが表示されます。
[スキャン設定(メール)]ダイアログでは、スキャンした画像をメールに添付するときの詳細な設定をすることができます。
(1)読み込み設定エリア
- [原稿の種類]
-
スキャンする原稿の種類を選びます。
- 原稿台から原稿をスキャンする場合:[文書]または[写真]
- ADF(自動原稿給紙装置)から原稿をスキャンする場合:[文書(ADF片面)]、[文書(ADF手動両面)]または[文書(ADF自動両面)]
- [カラーモード]
- どのようなカラーモードで原稿をスキャンするかを選びます。
- [原稿サイズ]
-
スキャンする原稿のサイズを選びます。
[ユーザー定義用紙]を選ぶと、原稿のサイズを設定する画面が表示されます。[単位]を選んでから、[幅]と[高さ]を入力し、[OK]をクリックしてください。
参考
- 原稿のサイズを設定する画面で[標準に戻す]をクリックすると、設定した内容が初期設定に戻ります。
- [解像度]
-
スキャンする原稿の解像度を選びます。
解像度が高い(数字が大きい)ほど、きめ細かい画像になります。
詳しくは、お使いの機種のオンラインマニュアルのトップページから「解像度について」のページを検索して、参照してください。
- [原稿の読み取り方向設定...]
-
[原稿の種類]でADFを選ぶと表示されます。
クリックすると、[原稿の読み取り方向設定]ダイアログが表示され、ADFからスキャンするときの原稿の向きや、とじ方向を設定できます。
重要
- 原稿の表面のみをスキャンするときは、[とじ方向]を設定できません。
- [画像処理設定]
-
(右向き矢印)をクリックすると、次の項目を設定できます。[原稿の種類]が文書の場合に設定できます。
- [文字原稿の傾きを補正する]
-
スキャンした文字を認識して、原稿の傾き±0.1度から10度までを補正します。
重要
-
次のような原稿は、文字が正しく認識されないため、正しく補正できない場合があります。
- テキストの行が10度以上傾いている、または傾きの角度が行によって異なる原稿
- 縦書きと横書きのテキストが混在する原稿
- 文字サイズが極端に大きいまたは小さい原稿
- 文字数が少ない原稿
- 図形や画像の含まれる原稿
- 手書きの原稿
- 縦と横の罫線が混在する原稿(表組み)
参考
- [文字原稿の傾きを補正する]を設定すると、スキャンの時間が通常よりも長くなります。
-
- [文字原稿の向きを検知して、画像を回転する]
-
スキャンした原稿内の文字から画像の向きを検知し、正しい向きに自動で回転します。
重要
- [スキャン設定(基本設定)]ダイアログの[文書の言語]で選択できる言語の文字原稿のみ有効です。
-
次のような設定や原稿は、文字を正しく認識できないため、方向を検知できない場合があります。
- 解像度が300 dpi~600 dpiの範囲外
- 文字サイズが8ポイント~48ポイントの範囲外
- 特殊なフォント、飾り文字、斜体(イタリック)、手書きの文字を含む原稿
- 下地に模様(地紋)がある原稿
このときは、[スキャン結果を確認し、保存設定を行う]にチェックマークを付け、[保存設定]ダイアログで画像を回転してください。
(2)保存設定エリア
- [ファイル名]
-
保存する画像のファイル名を入力します。ファイルを保存すると、設定したファイル名の後ろに、「_20XX0101_0001」のように日付と4桁の数字が付きます。
参考
- [今日の日付のフォルダーに保存する]にチェックマークを付けると、設定したファイル名の後ろに、4桁の数字が付きます。
- [保存する場所]
-
スキャンした画像の保存先フォルダーを表示します。新しいフォルダーを追加したい場合は、ポップアップメニューから[追加...]を選んで表示されるダイアログで (プラス)をクリックし、保存先フォルダーを指定します。
初期設定では、[ピクチャ]フォルダーに保存されます。
- [データ形式]
-
スキャンした画像を保存するときのデータ形式を選びます。
[JPEG/Exif]、[TIFF]、[PNG]、[PDF]、[PDF (複数ページ)]が選べます。
重要
- [カラーモード]で[白黒]を選んでいるときは、[JPEG/Exif]は選べません。
参考
- ネットワーク接続でご使用の場合、[データ形式]で[TIFF]または[PNG]を設定すると、スキャンの時間が通常よりも長くなることがあります。
- [JPEG画質]
-
JPEGファイルの画質を指定することができます。
重要
- [データ形式]で[JPEG/Exif]を選んでいるときのみ表示されます。
- [PDF圧縮タイプ]
-
PDFファイルを保存するときの圧縮タイプを選びます。
- [標準]
- 通常は、この設定をお勧めします。
- [高圧縮]
- ファイルのデータ容量を圧縮して保存するため、ネットワークやサーバーへの負担を軽減することができます。
重要
- [データ形式]で[PDF]または[PDF (複数ページ)]を選んでいるときのみ表示されます。
- [カラーモード]で[白黒]を選んでいるときは、この項目は表示されません。
- [キーワード検索が可能なPDFを作成する]
-
チェックマークを付けると、画像内の文字がテキストデータに変換され、キーワード検索ができるPDFファイルを作成できます。
重要
- [データ形式]で[PDF]または[PDF (複数ページ)]を選んでいるときのみ表示されます。
参考
- スキャン設定ダイアログの (基本設定)シートにある[文書の言語]で選ばれている言語で検索できるPDFファイルが作成されます。
- [今日の日付のフォルダーに保存する]
-
チェックマークを付けると、[保存する場所]で設定したフォルダー内に今日の日付フォルダーが作成され、その中にスキャンしたデータを保存できます。フォルダーは、「20XX_01_01」のように「西暦_月_日」という名前で作成されます。
チェックマークを外した場合は、[保存する場所]で設定したフォルダーの中に、直接データが保存されます。
- [スキャン結果を確認し、保存設定を行う]
-
スキャン後に[保存設定]ダイアログが表示されます。
(3)アプリケーション設定エリア
- [メールソフト]
-
スキャンした画像を添付するメールソフトを設定します。
参考
- ポップアップメニューから[追加...]を選んで表示されるダイアログで (プラス)をクリックし、メールソフトを指定すると、ポップアップメニューに追加されます。
- [操作説明]
- 本マニュアルを表示します。
- [標準に戻す]
- 表示されている画面の設定内容を、初期設定に戻すことができます。