使用上の注意(スキャナードライバー)
本ScanGear(スキャナードライバー)の使用およびスキャンに際しては、以下のような制限事項があります。ScanGearの使用にあたっては、あらかじめこれらの点に注意してください。
スキャナードライバーの制限事項
- 一部のパソコン(ノートパソコンを含む)において、本製品を接続した状態でスタンバイモードから正常に復帰できない場合があります。そのような場合は、パソコンを再起動してください。
- スキャナーおよびスキャナー機能を持つ複合機を同じパソコンに2台以上接続しないでください。2台以上接続されている場合には、本製品の操作パネルまたは操作ボタン(EZボタン)からスキャンできないほか、デバイスへのアクセスでエラーが発生することがあります。
- USB1.1で接続している場合、キャリブレーションに時間がかかる場合があります。
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パソコンがスリープ状態やスタンバイ状態から復帰した場合、正常にスキャンできないことがあります。そのような場合は、以下の手順を行ったあと、スキャンしてください。
電源ボタンがない機種をご使用の場合は、手順2のみ行ってください。
- 本製品の電源を切る
- ScanGearを終了したあと、USBケーブルをパソコンから外し、再度パソコンへ接続する
- 本製品の電源を入れる
それでもスキャンできない場合は、パソコンを再起動してください。
- ScanGearは同時に複数のアプリケーションソフトから起動することはできません。また、同一アプリケーションソフト内でも、ScanGearが起動しているときにさらにScanGearを起動することはできません。
- アプリケーションソフトを終了させる前に、かならずScanGearのメインウィンドウを閉じてください。
- ネットワーク対応の機種を、ネットワークに接続してご使用の場合は、複数のパソコンから本製品へ同時にアクセスすることはできません。
- ネットワーク対応の機種を、ネットワークに接続してご使用の場合は、スキャンの時間が通常よりも長くなります。
- 大きなイメージを高解像度で読み込むとき(スキャンするとき)は、ハードディスクに十分な空きがあるかどうか確認してください。たとえば、A4判の文書をフルカラー600 dpiでスキャンするときは、最低300 MBの空き容量が必要です。
- ScanGearとWIAドライバーは同時に使用することはできません。
- スキャン中に、パソコンをスリープ状態や休止状態にしないでください。
ご使用の際に制限事項のあるアプリケーションソフトについて
- 一部のアプリケーションソフトでは、TWAINのユーザーインターフェイスを表示しない場合があります。そのような場合は、どのようにしたら表示できるかをそのアプリケーションソフトの取扱説明書で調べて、その設定を変更してください。
- 一部のアプリケーションソフトでは、複数原稿の連続スキャンに対応していないものがあります。複数原稿の連続スキャンで2枚目以降の画像を取り込めない場合や、複数の画像ではなく1枚の画像としてスキャンしてしまう場合があります。また、ADF(自動原稿給紙装置)からの複数枚のスキャンはしないでください。
- Microsoft Office 2000にスキャン画像を取り込みたい場合には、Scan Utilityを使用して画像を一度ファイルに保存してから、[挿入]メニューよりファイルを取り込んでください。
- Microsoft Office 2003(Word、Excel、PowerPointなど)で原稿台と同じ大きさの画像をスキャンするときは、[スキャナまたはカメラから図を挿入]画面で[カスタム挿入]をクリックしてください。このコマンドを使用しないと、正しくスキャンできないことがあります。
- Microsoft Office 2007/Microsoft Office 2010(Word、Excel、PowerPointなど)で画像をスキャンするときは、Microsoft クリップ オーガナイザをご使用ください。
- 一部のアプリケーションソフトでは、画像をスキャンする際、正しく読み取れない場合があります。そのような場合は、OSの仮想メモリーを増やしスキャンし直すと、画像が読み込めることがあります。
- 大きなイメージを高解像度でスキャンするなど画像サイズが大きい場合、一部のアプリケーションソフトでは制限により、プログレスバーの表示が0 %のままで止まってしまうなど、パソコンからの応答がなくなることがあります。そのような場合は、プログレスバーの[キャンセル]をクリックするなどして処理を中断させ、OSの仮想メモリーを増やしてスキャンし直したり、選択領域もしくは解像度を小さくしてスキャンしたりしてください。もしくは、一度Scan Utilityで取り込んでから保存し、それによって作成された画像ファイルをアプリケーションソフトに取り込むようにしてください。