人物の肌を美しく印刷する
人物の肌の色は、写真を鑑賞するときに注目されることが多く、人間の目はとても敏感です。そのため、ちょっとした色あいの違いが作品の出来を左右するので、慎重な調整が必要です。明るさやコントラストを調整して、滑らかな肌の色に仕上げます。
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撮影時のポイント 「ホワイトバランスを考慮する」
ホワイトバランスが正しくないと、肌の色に影響が出てしまいます。カラーチャートを一緒に撮影し、本来の白やグレーをわかりやすくしておくと便利です。RAW形式で撮影すると、現像時にホワイトバランスの補正ができます。
現像/補正時のポイント 「コントラストとシャープネスを強くしすぎない」
画像全体的にではなく、肌を重点的に見ながら、コントラストとシャープネスを調整します。コントラストを抑えると、細かなシワや毛穴などが目立たなくなり、肌を滑らかに表現できます。シャープネスは、肌の滑らかさを失わないように調整します。
印刷時のポイント 「パターン印刷を活用した微調整」
補正しても印刷結果に満足できない場合、Professional Print & Layoutのパターン印刷機能を利用すると、少しずつ色あいを変えた画像を一度に確認でき、微妙な色調整が正確にできます。
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色調整の詳細は、「カラー印刷の色調整」を参照してください。