使用上の注意（プリンタードライバー）

このプリンタードライバーの使用および印刷に際しては、以下のような制限事項があります。使用にあたっては、あらかじめこれらの点に注意してください。

プリンタードライバーの制限事項

インストールする前に管理者の権限を持つユーザーとしてWindowsにログオンしてください。
本ソフトウェアをインストールする前には、かならず以下を確認してください。
1. 起動中のアプリケーションソフトを終了してください。
2. 印刷中のドキュメントがありましたら、印刷を終了させるか、終了するのをお待ちください。
3. プリンタードライバーの全てのダイアログボックスを閉じてください。
アプリケーションソフトでも印刷部数を設定できる場合には、プリンタードライバーかアプリケーションソフトのどちらか片方で設定してください。
アプリケーションソフトで拡大／縮小設定できる場合には、プリンタードライバーでは等倍（100%）に設定し、アプリケーションソフトにて倍率を設定してください。
アプリケーションソフトによっては部単位で印刷する機能がありますが、［レイアウト］シートの［ページレイアウト］で割り付け印刷を行うように設定したときは、この機能を使用しないでください。
正しくレイアウトされない場合があります。
拡大／縮小印刷を行うと、拡大／縮小率とイメージデータ解像度との間の誤差で、印刷結果に筋が入るなど印刷結果が変わることがあります。
カラーイメージデータを縮小して印刷した場合、カラーイメージデータ内の1ドット幅の線や点が消えることがあります。
アプリケーションソフトによっては、水平に近い角度で引かれた線が正常に印刷できないことがあります。
このときは、線を水平に引きなおして印刷してください。
プリンタードライバーをインストールした直後（バージョンアップを含む）、一部のアプリケーションソフトで新しい機能を認識できない場合があります。
プリンター設定機能のあるすべてのアプリケーションソフトで［ファイル］メニューの［印刷］を選び、お使いのプリンター名を選んだ上、［プロパティ］をクリックしてください。
［プロパティ］ダイアログボックスが開いたら、そのまま［OK］をクリックし、閉じてください。
プリンターのプロパティの［全般］シートのプリンター名称を変更する場合、プリンタードライバーで登録した［お気に入り］の設定が無効になります。
その場合は、プリンターの名称を変更する前にお気に入りの設定をファイルに保存し、プリンターの名称変更後に保存したファイルを読み込んでください。
高解像度で印刷を行うとパソコン内で多くのメモリーを必要とします。
パソコンにメモリーが少ないときや、多くのアプリケーションソフトを使用している場合、アプリケーションソフトが正常に動作しなくなることがあります。
このときはWindowsを再起動し、印刷を再開する際には使用しないアプリケーションソフトを終了してください。また、正常に印刷されない場合は、［基本設定］シートの［印刷品質］の設定を解像度の低い設定に変更してください。
ローカル接続の場合は、プリンターのプロパティの［ポート］シートで、［双方向サポートを有効にする］にチェックマークが付いていないと、プリンター情報やデバイス情報の取得が正常に行われません。
USB接続したプリンターをお使いの場合、スタンバイモードは使用しないでください。スタンバイモードは、［コントロールパネル］→［電源オプション］で設定できます。
印刷データが大きい場合、印刷中にプリンターがタイムアウトになり、印刷できないことがあります。
その場合には、プリンターのプロパティの［詳細設定］シートで、［印刷ドキュメントをスプールし、プログラムの印刷処理を高速に行う］の［全ページ分のデータをスプールしてから、印刷データをプリンターに送る］をチェックしてください。
細い線、グラデーションなどが正常に印刷されないことがあります。
その場合はアプリケーションソフトの［ファイル］メニューの［印刷］から、プリンタードライバーの［プロパティ］ダイアログボックスを開き、以下を行ってから、印刷してください。
1. ［基本設定］シートの［印刷前にプレビューを表示］のチェックを外してください。
2. ［レイアウト］シートで、［ページレイアウト］のチェックを外してください。
3. 32ビットドライバーをお使いの場合、［レイアウト］シートを開き、［処理オプション...］をクリックします。
  ［高速描画処理］をオフにしてください。
印刷データが大きい場合、印刷中にプリンターがタイムアウトになり、印刷できないことがあります。
この場合には、プリンター本体の操作パネルでジョブタイムアウトの設定時間を長くすることによって印刷できることがあります。
アプリケーションソフトによっては、拡大・縮小印刷、割り付け印刷、ページ枠などの機能を使って印刷すると、グラフィックス等のデータの印刷結果が元のものと異なる場合があります。
メモリーが少ないパソコンから非常に大きな画像を含むデータを印刷する場合、印刷に時間がかかったり、画像が一部欠けるなど、正常に印刷されないことがあります。
その場合には、以下を行ってから、印刷してください。
- 32ビットドライバーをお使いの場合、［レイアウト］シートを開き、［処理オプション...］をクリックします。
  ［高速描画処理］をオフにしてください。
- お使いのパソコンのメモリーを増設してください。
- お使いのOSの仮想メモリーを大きくしてください。
プリンターのプロパティの［詳細設定］シートにある［プリントプロセッサ...］の設定は変更しないでください。
変更すると、［レイアウト］シートの［ページレイアウト］機能など、一部の機能が正しく使用できなくなります。
以下の場合、［レイアウト］シートにある［ページレイアウト］の［PosterArtistで編集］機能と、Canon imagePROGRAF Previewの機能はご使用になれません。
- プリンターアイコンを右クリックして表示される［印刷ジョブの表示］から［プリンター］→［一時停止］、またはプリンターアイコンを右クリックして［一時停止］を選んでいる場合の印刷時
- プリンターアイコンを右クリックして表示される［印刷ジョブの表示］から［プリンター］→［プリンターをオフラインで使用する］、またはプリンターアイコンを右クリックして［プリンタをオフラインで使用する］を選んでいる場合の印刷時
- プリンターのプロパティの［詳細設定］シートにある［開始］、［終了］で設定した時間外の印刷時
- プリンターのプロパティの［詳細設定］シートにある［詳細な印刷機能を有効にする］がオフになっている場合の印刷時
- プリンターのプロパティの［詳細設定］シートにある［プリンターに直接印刷データを送る］が有効になっている場合の印刷時
- プリンターのプロパティの［ポート］シートにある印刷するポートが［FILE:］になっている場合の印刷時
- アプリケーションソフトの［印刷］ダイアログボックスで［ファイルに出力］を選んでいる場合の印刷時
ポイントアンドプリントインストールを行うと、［レイアウト］シートの［ページレイアウト］で［PosterArtistで編集］の機能はご使用になれません。
［PosterArtistで編集］を設定して印刷を行う場合には、他のドライバーからの印刷は行わないでください。
特定の［印刷品質］と大きい用紙サイズの組み合わせの場合、スタンプと枠線が正常に印刷されない場合があります。
Canon imagePROGRAF Previewにおいて、ビュー画面表示の文章や細線等の表示が印刷結果と異なる場合があります。その場合は、［レイアウト］シートで［処理オプション］ダイアログボックスを開き、［プレビュー互換］をオンにすることをお試しください。

ご使用の際に制限のあるアプリケーションソフトについて

Microsoft Excelで［部単位で印刷］にチェックマークを付けて、かつ複数部数の印刷を行う場合や各シートで異なる印刷設定を行って［ブック全体］の印刷を行う場合、割り付け印刷を行うと意図した結果が得られない場合があります。
Adobe Illustratorなどアプリケーションソフトによっては、大きな用紙サイズのデータを印刷した場合、印刷できないことがあります。
その場合には、以下を行ってから、印刷してください。
- ［基本設定］シートを開き、［印刷前にプレビューを表示］のチェックを外してください。
- 32ビットドライバーをお使いの場合、［レイアウト］シートを開き、［処理オプション...］をクリックします。
  ［高速描画処理］をオフにしてください。
- お使いのOSの仮想メモリーを大きくしてください。
- Adobe Illustratorをお使いの場合は、プリントダイアログボックスの［ビットマッププリント］のオン／オフを変更してください。
EMFスプールを禁止するアプリケーションソフトで印刷する場合、［レイアウト］シートにある［ページレイアウト］の［PosterArtistで編集］機能は働きません。
Adobe Photoshopから印刷を行った場合、モノクロ写真のグラデーションでトーンジャンプが発生する場合があります。