PP050W

プリンタードライバーで色の補正を行う

sRGBデータを、キヤノンデジタルフォトカラーにより人が好ましいと感じる色合いで印刷する場合や、PROモードで印刷したい場合は、プリンタードライバーの色補正機能を指定します。
PROモードでは、モニターに表示されているデータの特性を正しく反映し、モニターの表示に近い印象の印刷結果を得ることができます。
ICCプロファイルを識別、指定できるアプリケーションソフトから印刷する場合は、アプリケーションソフトで印刷用のICCプロファイルを使用してカラーマネジメントを行う設定項目を選んでください。

プリンタードライバーで色の補正を行う手順を説明します。

  1. プリンタードライバーの設定画面を開く

  2. マニュアル色調整を選択

    [基本設定]シートの[色/濃度][マニュアル調整]を選び、[設定...]をクリックします。
    [マニュアル色調整]ダイアログボックスが表示されます。

  3. 色補正を選択

    [マッチング]タブをクリックし、[色補正][ドライバー補正]を選びます。

    図:[マニュアル色調整]ダイアログボックスの[色補正]で[ドライバー補正]を選択
  4. カラーモードを選択

    • [階調保持]

      アプリケーションソフトで編集、レタッチした結果をそのまま反映して印刷したいときに選んでください。
      もっとも暗い(黒い)部分ともっとも明るい(白い)部分を維持した状態で、暗い(黒い)部分と明るい(白い)部分の微妙な色の差を出して印刷します。
      アプリケーションソフトで明るさを調整したときなど、細かな調整結果も反映して印刷します。

    • [フォトカラー]

      キヤノンデジタルフォトカラーで印刷したいときに選んでください。
      立体感やメリハリの効いた高いコントラストを実現しながら、画像データの色を再現し、人が好ましいと感じる色合いで印刷します。

    • [PROモード]

      印刷イメージをモニターで確認しながら色補正した場合など、モニターの表示に近い印象で印刷したいときに選んでください。
      モニターに表示されているデータの特性を正しく反映して印刷します。

    重要
    • PROモードで印刷する場合は、モニターや環境光を次のように設定することをお勧めします。

      • モニター
        色温度:D50(5000K)
        輝度:120cd/m2
        ガンマ:2.2

      • 環境光
        D50の色評価用蛍光灯(色温度5000K、高演色性)
        印刷物を見るときの明るさ:500lx±125lx

  5. そのほかの項目を設定

    必要に応じて[色調整]タブをクリックし、カラーバランス([シアン][マゼンタ][イエロー])や、[明るさ][濃度][コントラスト]を調整して、[OK]をクリックします。

  6. 設定を完了

    [基本設定]シートの[OK]をクリックします。
    印刷を実行すると、プリンタードライバーで色を補正して印刷されます。

関連項目

印刷品質とハーフトーンの組み合わせを選ぶ

色補正の方法を指定する

カラーバランスを調整する

明るさを調整する

濃度を調整する

コントラストを調整する

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