ロール紙の切り替え方
ここでは、ケースによってロール紙1とロール紙2がどのように切り替わるかについて説明します。思い通りに印刷されない場合など、必要に応じて参照してください。
[ページ設定]シートの[給紙方法]で[ロール紙(自動)]を選ぶと、プリンターの上段と下段にセットしてあるロール紙から、印刷ジョブにより適した方が自動的に選ばれます。
ロール紙1とロール紙2のどちらを使うかは、下の表の「条件1」から「条件7」の順で判断します。
このとき、プリンター本体の操作パネルで[本体設定]→[用紙関連の設定]→[用紙の設定不一致を検知]の設定が以下のいずれかによって、判断の結果が変わります。
- [用紙の設定不一致を検知]の設定が[一時停止する]または[保留する]の場合
- [用紙の設定不一致を検知]の設定が[警告表示する]または[検知しない]の場合
重要
- 下段のロールユニットが装着されていなかったり、巻き取り装置に設定したロールユニットを装着したりしている場合、ロール紙を自動で切り替えることはできません。
参考
- エラーまたは保留になった場合は、印刷ジョブに合わせて用紙を交換してください。
- 用紙の無駄を少なくするためには、プリンター本体の操作パネルで以下を設定しておくことをおすすめします。
- [本体設定]→[用紙関連の設定]→[ロール紙の自動切り換え]を[サイズを判別する]
- 用紙設定表示部→(各用紙種類)→[用紙設定]→[詳細設定]→[用紙の幅を検知する]を[有効]
- [デバイス設定]シートで[自動給紙切り替え(用紙サイズ優先)]にチェックが付いている場合は、以下の表には従いません。
- [用紙の設定不一致を検知]の設定が[一時停止する]または[保留する]の場合
-
条件 状況 判断の結果 条件1 プリンターにセットされたロール紙は、印刷ジョブで指定した用紙サイズを印刷するのに十分な長さがあるか
ロール紙1/ロール紙2のどちらか一方にのみ十分な長さがある
十分な長さがある方のロール紙に決定
ロール紙1/ロール紙2の両方とも十分な長さがない
エラー
ロール紙1/ロール紙2の両方とも十分な長さがある
条件2へ
プリンターのメニューで[ロール紙残量管理]が[無効]に設定されている(ロール紙の長さを特定できない)
条件2 プリンターにセットされたロール紙は、印刷ジョブで指定した用紙の種類と合っているか*1
ロール紙1/ロール紙2のどちらか一方のみ合っている
用紙の種類が一致する方のロール紙に決定
ロール紙1/ロール紙2の両方とも合っていない
エラーまたは保留
ロール紙1/ロール紙2の両方とも合っている
条件3へ
条件3 プリンターのメニューの[ロール紙の自動切り換え]の設定がどのようになっているか
[サイズを判別しない]になっている
現在プラテン上に給紙されているロール紙に決定*2
[サイズを判別する]になっている
条件4へ
条件4 印刷ジョブでフチなし印刷が指定されている場合(されていない場合は条件5へ)
ロール紙1/ロール紙2のどちらか一方のみ、フチなし印刷可能な用紙である
フチなし印刷可能な方のロール紙に決定
ロール紙1/ロール紙2の両方ともフチなし印刷可能な用紙ではない
エラー
ロール紙1/ロール紙2の両方ともフチなし印刷可能な用紙である
条件5へ
条件5 印刷ジョブで指定されたロール紙幅が、プリンターにセットされたロール紙の幅と一致するか(フチなし印刷時または拡大/縮小印刷時のみ)
ロール紙1/ロール紙2のどちらか一方のみ、印刷ジョブで指定された幅のロール紙である
ロール紙幅が一致する方のロール紙に決定
ロール紙1/ロール紙2の両方とも印刷ジョブで指定された幅のロール紙ではない
エラーまたは保留
ロール紙1/ロール紙2の両方とも印刷ジョブで指定された幅のロール紙である
条件6へ
印刷ジョブでロール紙の幅が指定されていない
条件6 印刷ジョブで指定された用紙サイズの幅が、プリンターにセットされたロール紙の幅に収まるか
ロール紙1/ロール紙2のどちらか一方のみ、印刷ジョブで指定された用紙サイズの幅が収まる
用紙サイズの幅が収まる方のロール紙に決定
ロール紙1/ロール紙2の両方とも、印刷ジョブで指定された用紙サイズの幅が収まらない
エラー
ロール紙1/ロール紙2の両方とも、印刷ジョブで指定された用紙サイズの幅が収まる
条件7へ
条件7 ロール紙1とロール紙2のロール紙幅は異なるか
ロール紙幅は異なっている
印刷ジョブで指定された用紙サイズの幅と、ロール紙幅との差が小さい方のロール紙に決定
ロール紙幅は同じである
現在プラテン上に給紙されているロール紙に決定*2
*2 次の場合はロール紙1/ロール紙2のいずれもプラテン上に給紙されていません。この場合は、ロール紙1に決定します。- プリンターがスリープモードになり、復帰したとき
- プリンターの電源をオンにしたとき
- カット紙を給紙し、排紙したとき
- [用紙の設定不一致を検知]の設定が[警告表示する]または[検知しない]の場合
-
条件 状況 判断の結果 条件1 プリンターにセットされたロール紙は、印刷ジョブで指定した用紙サイズを印刷するのに十分な長さがあるか
ロール紙1/ロール紙2のどちらか一方にのみ十分な長さがある
十分な長さがある方のロール紙に決定
ロール紙1/ロール紙2の両方とも十分な長さがない
エラー
ロール紙1/ロール紙2の両方とも十分な長さがある
条件2へ
プリンターのメニューで[ロール紙残量管理]が[無効]に設定されている(ロール紙の長さを特定できない)
条件2 プリンターにセットされたロール紙は、印刷ジョブで指定した用紙の種類と合っているか
ロール紙1/ロール紙2のどちらか一方のみ合っている
用紙の種類が一致する方のロール紙に決定
ロール紙1/ロール紙2の両方とも合っていない
条件3へ
ロール紙1/ロール紙2の両方とも合っている
条件3 プリンターのメニューの[ロール紙の自動切り換え]の設定がどのようになっているか
[サイズを判別しない]になっている
現在プラテン上に給紙されているロール紙に決定*1
[サイズを判別する]になっている
条件4へ
条件4 印刷ジョブでフチなし印刷が指定されている場合(されていない場合は条件5へ)
ロール紙1/ロール紙2のどちらか一方のみ、フチなし印刷可能な用紙である
フチなし印刷可能な方のロール紙に決定
ロール紙1/ロール紙2の両方ともフチなし印刷可能な用紙ではない
エラー
ロール紙1/ロール紙2の両方ともフチなし印刷可能な用紙である
条件5へ
条件5 印刷ジョブで指定されたロール紙幅が、プリンターにセットされたロール紙の幅と一致するか(フチなし印刷時または拡大/縮小印刷時のみ)
ロール紙1/ロール紙2のどちらか一方のみ、印刷ジョブで指定された幅のロール紙である
ロール紙幅が一致する方のロール紙に決定
ロール紙1/ロール紙2の両方とも印刷ジョブで指定された幅のロール紙ではない
条件6へ
ロール紙1/ロール紙2の両方とも印刷ジョブで指定された幅のロール紙である
印刷ジョブでロール紙の幅が指定されていない
条件6 印刷ジョブで指定された用紙サイズの幅が、プリンターにセットされたロール紙の幅に収まるか
ロール紙1/ロール紙2のどちらか一方のみ、印刷ジョブで指定された用紙サイズの幅が収まる
用紙サイズの幅が収まる方のロール紙に決定
ロール紙1/ロール紙2の両方とも、印刷ジョブで指定された用紙サイズの幅が収まらない
条件7へ
ロール紙1/ロール紙2の両方とも、印刷ジョブで指定された用紙サイズの幅が収まる
条件7 ロール紙1とロール紙2のロール紙幅は異なるか
ロール紙幅は異なっている
印刷ジョブで指定された用紙サイズの幅と、ロール紙幅との差が小さい方のロール紙に決定
ロール紙幅は同じである
現在プラテン上に給紙されているロール紙に決定*1
- プリンターがスリープモードになり、復帰したとき
- プリンターの電源をオンにしたとき
- カット紙を給紙し、排紙したとき