用紙の詳細設定
このダイアログでは、プリンターにセットしている用紙の種類に合わせて、詳細な印刷設定を行います。
印刷時に用紙が汚れたり、印刷結果が思わしくない場合に設定すると、印刷結果が改善する場合があります。
- [インク乾燥時間(ページ間)]
-
1ページ分を印刷してから、用紙を排紙するまでの待ち時間を設定できます。ロール紙がカットされる前にインク乾燥のための待ち時間が取られるので、[用紙の詳細設定]の[オートカット]が[あり]に設定されている場合にも、インクが乾いた状態でバスケットに落下させることができます。
[インク乾燥時間(ページ間)]の設定は、ロール紙のみ有効となります。- [パネル優先]
- プリンター本体の操作パネルでの設定が適用されます。
- [なし]
- 印刷終了後、すぐに排紙されます。
- [30秒]/[1分]/[3分]/[5分]/[10分]/[30分]/[60分]
- 印刷終了後、設定した時間が経過してから排紙されます。
- [インク乾燥時間(スキャン間)]
-
ページ内で1スキャンを印刷してから、次の1スキャンを印刷するまでの待ち時間を設定できます。ページ内でにじみが発生したときや、フチなし印刷時に色ムラが発生したときなど、にじみやムラの発生を回避したいときに設定します。
- [パネル優先]
- プリンター本体の操作パネルでの設定が適用されます。
- [なし]
- 1スキャン印刷後、すぐに次のスキャンが印刷されます。
- [0.5秒]/[1秒]/[3秒]/[5秒]/[7秒]/[9秒]
-
1スキャン印刷後、設定した時間が経過してから次のスキャンが印刷されます。
にじみやムラの発生状況に応じて時間を増やしてください。
- [ロール紙の安全余白]
-
カールの強い用紙をプラテンにしっかりと吸着させるために、用紙の先端に確保する余白の長さを指定することができます。
- [パネル優先]
- プリンター本体の操作パネルでの設定が適用されます。
- [3mm]
-
定型サイズで印刷されます。
印刷に特に問題が無いときに選択してください。 - [20mm]
- カールの強い用紙を使用した場合など、プリントヘッドのこすれが発生する場合に選択してください。
- [カットスピード]
-
オートカットのスピードを選択できます。オートカットできれいにカットできないときに調整できます。
- [パネル優先]
- プリンター本体の操作パネルでの設定が適用されます。
- [速い]
- [標準]の設定で切断面がきれいにならないときに選びます。
- [標準]
- オートカットで特に問題ない場合に選びます。
- [遅い]
- 糊付きの用紙の場合に選ぶと、カッターに糊が付きにくくなり、カッターの切断性能が劣化しづらくなります。
- [オートカット]
-
ロール紙のカットを自動で行うか、またはカットラインを印刷するかを設定します。
オートカットには、以下の設定があります。- [あり]
- 印刷が終わると、1ページ毎にロール紙を自動でカットします。
- [なし]
- 印刷が終わると、1ページごとにロール紙をカットしないで、連続して次のデータを印刷します。
- [カットラインを印刷]
- 印刷が終わると、1ページごとに線を印刷し連続して次のデータを印刷します。
- [片方向印刷]
-
色のムラや罫線のズレを抑えて印刷します。
片方向印刷を行う時はチェックマークを付けてください。 - [キャリブレーション調整値]
- プリンター本体でカラーキャリブレーション設定を行った場合に、その結果を印刷時に適用できます。キャリブレーションを適用する場合は[有効]を選んでください。
- [クリアコート]
-
クリアコートの設定を行います。
- [自動]
-
クリアコートする領域およびクリアコートを実行するかを自動的に設定します。
クロマオプティマイザー(CO)インクの消費をおさえたり、印刷速度を速めることができる場合があります。 - [全面]
-
印刷範囲全体をクリアコートします。
[自動]を選んでクリアコートを行った結果、効果に違和感を感じたときに、[全面]を選ぶと改善する場合があります。 - [しない]
-
クリアコートは行わずに印刷します。
クリアコートする場合と比べて、画質が低下して見えたり、印刷面に傷がつきやすくなったりすることがあります。
重要
- 用紙の種類や印刷品質によっては[全面]または[しない]は選べません。
[全面]または[しない]を使用できる用紙については「用紙情報一覧」から使用したい用紙を選んで確認してください。 - [全面]または[しない]を選んでいるときに、[全面]または[しない]が使用できない用紙の種類に変更した場合、クリアコートの設定は[自動]に変更されます。
- [クリアコート]で[しない]を選んだ場合、印刷時にクロマオプティマイザー(CO)インクを使用しませんが、プリントヘッドのメンテナンス時には使用します。