モノクロ写真の色あいにこだわる
モノクロ写真を高品質の作品に仕上げるには、作品のイメージに合わせたり、見る相手にどのように見られたいかを考えたりして色を作り込みます。
現像/補正時のポイント 「明るさを補正する」
画像編集ソフトを使用して、カラー写真をモノクロに変換します。モノクロ写真は色あいが少ない分、明るさによって作品の印象が変わってきます。イメージに近い明るさに補正してください。
印刷時のポイント1 「色調を決める」
モノクロ写真にもさまざまな色あいがあります。作品のイメージに合わせた色あいの調整は、カラー写真と同様に重要な要素です。Print Studio Proでモノクロ印刷するときは、以下の3種類の色調から選べます。
冷黒調 | 純黒調 | 温黒調 |
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寒色系の青みがかった色調 クールでシャープな印象を与えたい時に効果的 |
無彩色に感じる色調 | 暖色系の黄色みがかった色調 やさしく親近感を与えたい時に効果的 |
印刷時のポイント2 「色を追い込む」
作品をイメージに合った色あいに近づけます。Print Studio Proでは、色調の選択以外にも微調整できるので、細かな色作りができます。また、パターン印刷機能も利用すると、印刷結果を確認しながら、正確な色調整ができます。
色調整の詳細は、「モノクロ印刷の色調整」をご覧ください。
印刷時のポイント3 「用紙に合わせた色調整」
使用する用紙に合わせて色調整すると、より素敵な作品に仕上がります。
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キヤノン写真用紙・絹目調
階調がきちんと出るように色を調整することがポイントのひとつです。
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ファインアートペーパー・"Museum Etching"
あえて写真の一部を黒つぶれにして、用紙の質感が出るように色を調整するテクニックもあります。