[画像の補正/加工]ウィンドウ
画像の補正や加工ができます。
以下のいずれかの操作で、[画像の補正/加工]ウィンドウが表示されます。
- 作品編集画面の編集エリアで使用中の画像を選び、画面下側の[補正/加工]をクリック
- [カレンダー]ビューの[日付表示]、[イベント]ビューの展開表示、[人物]ビューの展開表示、[未登録人物]ビュー、フォルダービューで画像を選び、画面下側の[補正/加工]をクリック
(1)画像調整/補正/加工エリア
[自動]シート、[手動]シートでは、それぞれ設定できる項目や設定方法が異なります。
シートは[自動]タブ、[手動]タブをクリックすると切り替わります。
[自動]シート
[自動]シートでは、画像全体を補正/加工できます。
- [自動写真補正]
-
自動で写真に最適な補正ができます。
参考
- 印刷時に自動で写真補正を行うことができます。設定方法については、「印刷設定ダイアログボックス」を参照してください。
- [Exif情報を優先する]
-
チェックマークを付けると、画像撮影時の設定を優先して補正されます。
チェックマークを外すと、画像の解析結果を元に補正を行います。通常は、この設定をお勧めします。
参考
- Exifとは、デジタルカメラの画像(JPEG)にいろいろな撮影データを添付するための規格です。
- 印刷時に自動でExif情報を利用した最適な補正を行うことができます。設定方法については、「印刷設定ダイアログボックス」を参照してください。
- [赤目補正]
-
赤目を補正できます。
参考
- 印刷時に自動で赤目補正を行うことができます。設定方法については、「印刷設定ダイアログボックス」を参照してください。
- [顔くっきり補正]
-
ぼやけた人物の顔を、くっきりと補正できます。
表示されるスライドバーで、補正の強弱を調整できます。
- [美肌加工]
-
しみやしわを目立たなくして、肌が美しく見えるように加工できます。
表示されるスライドバーで、加工の強弱を調整できます。
- [すべての画像に適用する]
- チェックマークを付けると、選択画像表示エリア上にあるすべての画像が、自動で補正/加工されます。
- [実行]
- 画像に対し、設定した補正/加工内容が実行されます。
- [選択画像を初期状態に戻す]
- 補正/加工、調整済みの画像を、補正/加工、調整する前の状態に戻せます。
[手動]シート
[手動]シートには、[調整]と[補正/加工]の2種類があります。
[調整]では、明るさやコントラスト、画像全体をはっきりさせるなどの調整ができます。
[補正/加工]では、指定した範囲に対して補正/加工できます。
- [調整]
-
- [明るさ]
-
画像全体の明るさを調整できます。
スライドバーを左に動かすと暗くなり、右に動かすと明るくなります。
- [コントラスト]
-
画像の明暗度(コントラスト)を調整できます。画像の明暗差が少なくフラットなときに調整します。
スライドバーを左に動かすと明暗差が弱まり、右に動かすと強まります。
- [シャープネス]
-
画像の輪郭を強調し、シャープな印象の画像に調整できます。全体がぼやけている写真や、文字がぼけているときに調整します。
スライドバーを右に動かすと、画像がよりくっきりします。
- [ぼかし]
-
画像の輪郭をぼかし、やわらかい印象の画像に調整できます。
スライドバーを右に動かすと、画像の輪郭をぼかします。
- [下地除去]
-
両面原稿の裏の文字や、下地の色の写り込みを除去できます。原稿の紙が薄く、裏に印刷してある文字が写ってしまう場合や、原稿の色の写り込みを少なくしたい場合などに調整します。
スライドバーを右に動かすと、裏写りしている文字や、写り込みした下地の色が薄くなります。
- [詳細調整]
-
[詳細調整]ダイアログボックスが表示され、画像の明るさや色あいを細かく調整できます。
[明るさ・コントラスト]または[トーン]を調整するときは、[チャネル]で、[レッド]、[グリーン]、[ブルー]のいずれかの色の要素だけを選び個別に調整するか、[マスター]を選び3つの色の要素をまとめて調整することができます。
- [明るさ・コントラスト]
-
画像の明るさや明暗度(コントラスト)を調整できます。
[明るさ]のスライドバーを左に動かすと暗くなり、右に動かすと明るくなります。
[コントラスト]のスライドバーを左に動かすと明暗差が弱まり、右に動かすと強まります。
- [トーン]
-
画像の中のもっとも明るいレベル([ハイライト])、もっとも暗いレベル([シャドー])、[ハイライト]と[シャドー]の中間の色([中間調])を指定し、明暗のバランスを調節できます。
[ハイライト]のスライドバーを左に動かすと、画像が明るくなります。
[中間調]のスライドバーを左に動かすと画像が明るくなり、右に動かすと暗くなります。
[シャドー]のスライドバーを右に動かすと、画像が暗くなります。
- [カラーバランス]
-
画像の鮮やかさや、色あいを調整できます。
[カラーバランス]のスライドバーを左右に動かして、それぞれの色あいを強くすることができます。
- [標準に戻す]
- 変更した各設定を初期状態に戻せます。
- [閉じる]
- [詳細調整]ダイアログボックスが閉じます。
参考
- [詳細調整]ダイアログボックスで明るさや色あいを調整しても、[調整]で設定した[明るさ]や[コントラスト]は変更されません。
- [標準に戻す]
- 明るさ、コントラスト、シャープネス、ぼかし、下地除去の各設定を初期状態に戻せます。
- [選択画像を初期状態に戻す]
- 補正/加工、調整済みの画像を、補正/加工、調整する前の状態に戻せます。
- [補正/加工]
-
- [赤目補正]
-
選んだ範囲の赤目を補正できます。
表示されるスライドバーで、補正の強弱を調整できます。
- [顔明るく補正]
-
選んだ範囲を中心に顔が明るくなるように、画像全体を補正できます。
表示されるスライドバーで、補正の強弱を調整できます。
- [顔くっきり補正]
-
選んだ範囲を中心に顔がくっきりとなるように、画像全体を補正できます。
表示されるスライドバーで、補正の強弱を調整できます。
- [美肌加工]
-
選んだ範囲のしみやしわを目立たなくして、肌が美しく見えるように加工できます。
表示されるスライドバーで、加工の強弱を調整できます。
- [ほくろ除去]
- 選んだ範囲のほくろを目立たなくできます。
- [実行]
- 指定した範囲に対し、設定した補正/加工内容が実行されます。
- [元に戻す]
- 直前に実行した補正/加工を取り消せます。
- [選択画像を初期状態に戻す]
- 補正/加工、調整済みの画像を、補正/加工、調整する前の状態に戻せます。
(2)プレビュー操作ボタン
参考
- 作品編集画面から[画像の補正/加工]ウィンドウを表示した場合、(左に90度回転)、(右に90度回転)、(左右反転)、(トリミング)は表示されません。
- (左に90度回転)/(右に90度回転)
- クリックするたびに、画像を左/右に90度回転できます。
- (左右反転)
- 画像の左右を反転できます。
- (トリミング)
- [トリミング]ウィンドウが表示され、画像の一部を切り出せます。
- (拡大)/(縮小)
- クリックするたびに、プレビューを拡大または縮小できます。
- (全体表示)
- プレビューがエリアサイズに合わせた表示になります。
- (比較画面表示)
-
[画像の比較]ウィンドウが表示され、補正/加工、調整前後の画像を比較できます。
- [補正前]
- 補正/加工、調整する前の画像が表示されます。
- [補正後]
- 補正/加工、調整した後の画像が表示されます。
- [戻る]/[次へ]
-
1つ前/次の画像に切り替わります。
選んでいる画像が1つのときは使用できません。
- [閉じる]
- [画像の比較]ウィンドウが閉じます。
(3)プレビューエリア
補正/加工中の画像がプレビュー表示されます。
補正/加工した画像には (補正/加工)マークが表示されます。
(4)選択画像表示エリア
画像を複数選んで[画像の補正/加工]ウィンドウを表示すると、画像のサムネイルが表示されます。
画像を1枚選んで[画像の補正/加工]ウィンドウを表示したとき、このエリアは表示されません。
補正/加工した画像には (補正/加工)マークが表示されます。
参考
- 作品編集画面で複数の画像を選び[画像の補正/加工]ウィンドウを表示した場合、このエリアは表示されず、最後に選んだ画像のみプレビュー表示されます。
(5)操作ボタン
- [選択画像を保存]
- [保存]ダイアログボックスが表示され、プレビューエリアに表示されている補正/加工、調整済みの画像を保存できます。
- [補正画像をすべて保存]
- [保存]ダイアログボックスが表示され、選択画像表示エリア上にあるすべての補正/加工、調整済みの画像を保存できます。
- [終了]
- [画像の補正/加工]ウィンドウを閉じます。