本文にスキップ

カスタム用紙を使用するときの注意事項

カスタム用紙をプリンターに追加する場合は、以下の点にご注意ください。

カッターについて

  • 用紙によっては、カッターユニットでカットできないものや、カッターの劣化を早めたりカッターを損傷させるものがあります。厚い用紙や硬い用紙などはカッターユニットを使用せず、印刷後にロール紙をはさみなどでカットしてください。

    この場合は、[カスタム用紙の編集]ダイアログボックスの[印刷時の詳細設定]シートで[オートカット設定]を[ユーザーカット]にしてください。

参考

  • カッターが故障した場合は、キヤノンお客様相談センターへご連絡ください。

  • ロール紙のカット方法について詳しくは、お使いの機種のオンラインマニュアルのホームから「ロール紙のカット方法を設定する」のページを検索して、参照してください。

プリントヘッドについて

  • 印刷したときにプリントヘッドが用紙にこすれると、プリントヘッドの故障につながることがあります。プリントヘッドがこすれる場合は、[カスタム用紙の編集]ダイアログボックスの[用紙の詳細設定]シートで[搬送部の吸着力]を以下のように設定してください。

    • 厚口コート紙のように紙ベースの用紙の場合

      やや強い]または[強い]に設定

    • トレーシングペーパー(CAD)のようにフィルムベースの場合

      標準]、[やや強い]または[強い]に設定

    • 厚さが0.1 mm(0.004 inch)以下の薄い用紙の場合

      弱い]に設定

参考

  • 搬送部の吸着力]を変更してもこすれる場合は、[カスタム用紙の編集]ダイアログボックスの[用紙の詳細設定]シートで[紙の厚さ(ヘッドの高さ)]を高く設定してください。

  • プリントヘッドがこすれる場合の対応については、お使いの機種のオンラインマニュアルのホームから「プリントヘッドが用紙にこすれる」のページを検索して、参照してください。

印刷品位について

  • 画像の端部がぼやける場合は、[カスタム用紙の編集]ダイアログボックスの[用紙の詳細設定]シートで[搬送部の吸着力]を弱く設定してください。

  • 線がゆがんだりかすれたりする場合は、[カスタム用紙の編集]ダイアログボックスの[用紙の詳細設定]シートで[紙の厚さ(ヘッドの高さ)]を低く設定してください。

  • インクの使用量が多すぎると印刷物にしわがよったり、インクがにじんだりする場合があります。またインクの使用量が少なすぎると、発色が悪くなったり、線がかすれることがあります。

    この場合は、[カスタム用紙の編集]ダイアログボックスの[用紙の詳細設定]シートでインクの使用量を変更してください。

  • 印刷物に色味の違う横スジが入る場合は、[カスタム用紙の編集]ダイアログボックスの[紙送り調整]シートで紙送り調整を実行してください。

    紙送り調整をすでに実行済みの場合は、プリンターの操作パネルで紙送り微調整を実行し、用紙の送り量を微調整してください。

    参考

    • 紙送り微調整について詳しくは、お使いの機種のオンラインマニュアルのホームから「用紙の送り量を微調整する」のページを検索して、参照してください。

    • 紙送り微調整を実行しても横スジが入る場合は、お使いの機種のオンラインマニュアルのホームから「色味の違うスジが入る」のページを検索して、参照してください。

  • 十分な印刷品位が得られない場合は、インク使用量を変更したり、カスタム用紙の基準とする用紙の種類を変更してください。

  • 光沢感のある写真用紙や光沢紙などをお使いの場合は、カスタム用紙の基準とする用紙に、黒インクにフォトインクを使用する用紙を選んでください。

    使用する黒インクの種類は、[カスタム用紙の作成]ダイアログボックスの各用紙種類の右側に表示されています。

参考

  • 印刷品質のトラブルについては、お使いの機種のオンラインマニュアルのホームから「印刷結果に満足できない」または「印刷品質のトラブル」のページを検索して、参照してください。

  • PRO-4000SPRO-6000Sで作成したカスタム用紙をPRO-4100SPRO-6100Sで読み込む、またはPRO-4100SPRO-6100Sで作成したカスタム用紙をPRO-4000SPRO-6000Sで読み込んだ場合に、設定できる機能が異なったり、品質が悪くなる場合があります。

    • カスタム用紙を作成した機種を確認するには、メイン画面で確認するカスタム用紙を選択し、[用紙情報の編集]メニューから[用紙簡易リファレンス]を選びます。

      用紙簡易リファレンス]画面の[設定内容]一覧で表示される[作成元のモデル]で確認できます。

キャリブレーションターゲットについて

キャリブレーションターゲットの精度を高くするために、キャリブレーションターゲットの作成前に以下の操作をお勧めします。

  • キヤノン純正紙やキヤノン出力確認紙を使用して、用紙共通キャリブレーションを実行する。

  • ノズルチェックパターンを印字して、ヘッドの状態を確認する。

  • ヘッド位置調整、紙送り調整を実行する。

色味について

  • 色味の調整が必要な場合は、お使いの用紙に合ったICCプロファイルを用意して、[カスタム用紙の編集]ダイアログボックスの[ICCプロファイル]シートでそのICCプロファイルを指定してください。