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ハードディスクの使い方

印刷ジョブをプリンターのハードディスクに保存できます。

印刷ジョブを保存すると、以下のようなことができます。

  • パソコンの作業負荷を軽減

    印刷終了後に印刷ジョブをプリンターに保存したり、印刷しないで印刷ジョブをプリンターに保存することができます。印刷ジョブを保存しておけば、パソコンを使用せずに、必要なときに必要な部数を印刷することができます。

  • エラー発生後の再印刷が簡単

    印刷中に用紙切れなどのエラーがプリンターで発生した場合、パソコンから印刷ジョブを再送しなくても、エラー解消後に印刷を続行することができます。

  • 印刷の作業効率を向上

    パソコンを使用せずに、印刷ジョブを選択して印刷したり、部数を指定して印刷することができます。また、複数の印刷ジョブをまとめて印刷することができます。夜間の無人運転も可能です。

出力方法

印刷ジョブをプリンターのハードディスクに保存するには、印刷時にプリンタードライバーで設定します。

Windowsをご使用の場合は[出力方法]ダイアログボックスで設定します。

macOSをご使用の場合はプリンタードライバーの設定画面の[プリンタオプション]から、[付加設定]を選んで設定します。

印刷
印刷ジョブを、プリンターのハードディスクの一時保存領域に保存しながら印刷を行います。
PINを設定する]

数字7桁の暗証番号が設定できます。印刷を開始するには、ここで設定したPINを操作パネルから入力します。設定したPINと入力したPINが合わないと印刷は始まりません。

受信を完了してから印刷する
印刷]のオプションとして選択できます。印刷ジョブの受信が途切れて、印刷が中断することで発生する、印刷品質の低下を防ぐことができます。
ボックス保存
印刷ジョブが、プリンターのハードディスクの恒久保存領域に保存されます。印刷は行いません。

保存場所

プリンターのハードディスクの保存領域は、一時保存領域と恒久保存領域に分かれており、一時保存領域にはジョブキューのデータと共通ボックスのデータが保存されます。恒久保存領域には個人ボックスのデータが保存されます。

ジョブキュー

プリンターで処理実行中(保存中、受信中、処理準備中、処理中、印刷中、中断中、削除中および保留中)の印刷ジョブをジョブキューと呼び、一時保存領域に最大100個まで保存されます。ただし、保留ジョブとして使用可能なジョブ数は64個までとなります。

ジョブキューが最大数保存されているときに、パソコンから送信された印刷ジョブは、処理待ちの状態になります。

ただし、保存されているジョブキューの状態がすべて保留中の場合は、保存日時の1番古いジョブキューが削除され、パソコンから送信された印刷ジョブが処理されます。

共通ボックス

出力方法]で[印刷]を選択して印刷した場合、印刷ジョブは共通ボックスに保存され、保存ジョブとなります。

共通ボックスは1個で、ボックス番号は「00」です。パスワードは設定できません。

最大100個の印刷ジョブを保存できますが、以下の場合は、最終印刷日時の古い順に消去されます。

  • 共通ボックスに保存されている保存ジョブの数が101個以上の場合
  • 出力方法]が[印刷]の印刷ジョブを受信中に、一時保存領域の空き容量がなくなった場合
  • 出力方法]が[ボックス保存]の印刷ジョブを受信中に、一時保存領域と恒久保存領域に必要な空き容量がなくなった場合
個人ボックス

以下の場合に、印刷ジョブは個人ボックスに保存され、保存ジョブとなります。保存ジョブはハードディスクの恒久保存領域に保存されます。

  • 共通ボックスに保存されている保存ジョブを個人ボックスに移動したとき
  • 出力方法]で[ボックス保存]を選択したとき

個人ボックスは29個で、ボックス番号は「01」~「29」です。個人ボックスごとに、名前とパスワードを設定できます。

全ての個人ボックスで、合わせて最大100個の印刷ジョブを保存することができます。