Wi-Fi暗号化の種類
WEP:
一番古い暗号化です。セキュリティ観点でご使用はお勧めできません。GXシリーズ プリンターでは、一部の古いモデルのみ使用が可能です。
WPAパーソナル/WPA2パーソナル:
暗号化のアルゴリズムがWPA/WPA2の場合はTKIPとAESの2種類あります。現在では、TKIPがセキュリティ観点で使用されなくなってきています。またTKIPを設定すると、11b/11g/11aでしか接続できません。より高速接続用の11n/11acで接続する場合は、Wi-Fiルーターの設定で、AESを選択するか無線の帯域幅を40MHz以上に設定してください。
後述のセキュリティポリシーの弱い暗号の使用を禁止するが有効の場合、Wi-Fiルーターの暗号化をWPA-TKIPに設定していると表示も接続もできません。
WPA3パーソナル:
WPA2までの暗号化キーは長いほどセキュリティが高くなりますが、実効スピードはダウンします。WPA3は暗号化キー長に関わらず、高いセキュリティを確保することができます。
IEEE802.1X/EAP(WPA/WPA2/WPA3エンタープライズ)
有線LAN、無線に関わらず、Radius認証サーバーに登録したユーザー名とパスワードをキーに接続するモードです。
一部の古いモデルを除き、 IEEE802.1X/EAPを有効にすると、「PC/スマホでかんたん接続」での接続は無効になります。
IEEE802.1X EAPは、WPA/WPA2/WPA3パーソナルおよび無線ダイレクトモードとは排他制御になっています。IEEE802.1X EAPを有効にすると、WPA/WPA2/WPA3パーソナルおよび無線ダイレクトモードは無効に設定されます。逆にIEEE802.1X EAPが有効であっても、WPA/WPA2/WPA3パーソナルを設定するとあとから設定したモードが有効になり、IEEE802.1X EAPは無効に設定されます。IEEE802.1X EAPを有効にする場合は、制限モードをオンにするか[一般ユーザーモード]での設定を無効にする対応を行ってください。